ジメジメとした日が続く梅雨の季節。実はこの時期、パソコンなどの精密機器にとっては「1年で最も故障リスクが高い危険なシーズン」でもあります。
今回は、パソコン修理のプロ「パソコンおまかせ隊」が、梅雨時に絶対にやっておきたい「湿気対策」と「雷対策」をわかりやすく解説します。大切なデータとパソコンを守るために、ぜひ今日から実施してください!
【湿気対策】水分とホコリはパソコンの敵!
日本の梅雨は湿度が80%を超えることも珍しくありません。パソコンの内部に湿気が溜まると、様々なトラブルの原因になります。
1.結露(けつろ)に注意!
エアコンが効いた涼しい部屋から、蒸し暑い部屋へパソコンを移動させると、内部の金属パーツに水滴がつく「結露」が発生することがあります。この状態で電源を入れると、内部の基盤がショートして一発で故障してしまう危険があります。
対策:温度差のある場所に移動させた直後は、すぐに電源を入れず、15~30分ほど部屋の環境に馴染ませてから起動しましょう。
2.「湿気+ホコリ」が最悪のコンビ
パソコンの中にたまっていると、そのホコリが空気中の水分を吸い込んで「湿った泥」のようになります。これが基盤に付着すると、電気が変な場所に流れてショートしたり、パーツをサビつかせたりします。
対策:梅雨入り前に、パソコンの通気口やファン周辺のホコリを市販のエアーダスターなどで吹き飛ばしておきましょう。
3.定期的に電源を入れる
「しばらく使う予定がないから」と、押し入れや湿気の多い部屋にパソコンを長期間放置するのはNGです。
・対策:週に1~2回、1時間でもいいので電源を入れて動かしてください。パソコン本体が発する熱によって、内部の湿気を飛ばす(乾燥させる)ことができます。
【雷対策】一瞬でパソコンを破壊する「雷サージ」
梅雨の後半や夏にかけて増えるのが「ゲリラ豪雨」と「雷」です。落雷の被害は、パソコンに直接雷が落ちなくても発生します。
1.恐ろしい「雷サージ」とは?
近くに雷が落ちたとき、電線や電話線、テレビアンテナなどを伝って。家の中に瞬間的な大電流(異常高電圧)が流れ込んでくる現象を「雷サージ」といいます。これがコンセントを通じてパソコンに流れ込むと、電源ユニットやマザーボードが一瞬で消し炭になってしまいます。
2.今すぐできる最強の対策は「コンセントを抜く」
ゴロゴロと雷の音が聞こえてきたら、一番確実で安全な対策はこれだけです。
・パソコンの電源を正しい手順で切る
・コンセントから電源プラグを抜く
・有線LANケーブルも抜く(※LANケーブルから雷サージが侵入するケースも非常に多いです)
3.留守中でも安心!「雷ガード付き電源タップ」を使う
「仕事中で家にいない時はコンセントを抜けない」という方に多いおすすめなのが、「雷ガード(サージプロテクタ)付きの電源タップ」です。
これは、異常な電流が流れたときにタップ内部の部品が身代わりとなって電流を遮断し、パソコンまで電気が届かないように守ってくれる便利なアイテムです。
注意点:雷ガードタップは「1回雷をブロックすると寿命を迎える」ものがほとんどです。一度大きな雷があった後は、ガード機能が生きているか(ランプ等で)確認しましょう。
まとめ:もし「雷の後に起動しない」「水っぽくて不安」なら
「雷が鳴ったあと、画面が映らなくなってしまった」
「部屋がジメジメしていて、パソコンの電源を入れるのが怖い」
万が一、梅雨のトラブルに見舞われてしまったら、無理に何度も電源ボタンを押さず、すぐにパソコンおまかせ隊にお持ち込みください。
通電テストを行い、どの部品がダメージを受けているかを正確に診断します。大切なデータが残っていれば、データだけを安全に取り出すことも可能です。
本格的な梅雨シーズンを前に、まずはパソコンのホコリ掃除や、電源タップのチェックから始めてみてくださいね!
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