パソコンおまかせ隊です。
パソコンを使っていると、「あれ?マウスが動かない…」「クリックしても何も反応しない…」「画面が固まったまま…」といった、いわゆる「フリーズ」や「固まる」といったトラブルに遭遇すること、ありますよね。大事な作業中にこんなことが起こると、本当にヒヤッとしますし、焦ってしまいます。
「このままどうすればいいの?」「再起動しても大丈夫?」そんな不安を感じる方もいるかもしれません。今日のブログでは、パソコンや特定のアプリケーションがフリーズしてしまった時の冷静な対処法と、いざという時の「強制終了」の方法を詳しく解説していきます。正しい対処法を知っていれば、データ損出のリスクを最小限に抑えられますよ!
なぜパソコンはフリーズするの?
パソコンがフリーズする原因は様々ですが、主に以下のようなケースが考えられます。
・メモリ不足:複数のアプリを同時に起動しすぎたり、重たい作業を行ったりすると、パソコンの「作業台(メモリ)」が足りなくなり、処理が追い付かなくなります。
・アプリケーションの不具合:特定のアプリにバグがあったり、一時的なエラーが発生したりすると、そのアプリがフリーズし、他のシステムに影響を及ぼすことがあります。
・ドライバーの問題:グラフィックドライバーや周辺機器のドライバーが古い、または破損していると、システムの安定性を損ない、フリーズの原因となることがあります。
・ハードウェアの不調:ストレージ(SSD/HDD)やメモリ、CPUなどの物理的な部品に問題が発生している可能性も稀にあります。
・ウイルスやマルウェア:悪意のあるソフトウェアがシステムに負荷をかけたり、正常な動作を妨げたりすることもあります。
フリーズした時の対処法:冷静にステップを踏もう!
パソコンがフリーズしても、すぐに電源ボタンを長押しするのではなく、まずは以下の手順を試してみてください。段階的に対処することで、システムへの負担を減らし、データが保存できる可能性が高まります。
ステップ1:アプリが固まっただけ?特定のアプリを終了する
もし、マウスカーソルが動いたり、他のアプリは操作できたりするなら、特定のアプリだけがフリーズしている可能性が高いです。
・Windowsの場合:
1.Ctr1+Shift+Escキーを同時に押して「タスクマネージャー」を起動します。
2.「プロセス」タブの中から、フリーズしているアプリケーションの名前を探して選択します。(「応答なし」と表示されていることが多いです)
3.右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。
4.アプリが終了したら、もう一度起動し直してみてください。
・macOSの場合:
1.Command+Optipm+Escキーを同時に押して「アプリケーションの強制終了」ウィンドウを開きます。
2.フリーズしているアプリの名前を選択し、「強制終了」ボタンをクリックします。
3.アプリが終了したら、もう一度起動し直してみてください。
ステップ2:パソコンの再起動を試みる(安全な方法)
特定のアプリだけではなく、パソコン全体がフリーズしているように見える場合でも、まずはキーボード操作で安全な再起動を試みましょう。
・Windowsの場合:
1.Ctr1+Alt+Deleteキーを同時に押します。
2.画面が切り替わり、ロック画面のような表示になったら、右下の電源アイコンをクリックします。
3.「再起動」を選択します。
4.もし、この操作で再起動できない場合は、次の強制終了に進みます。
・macOSの場合:
1.Command+Control+電源ボタン(またはCommand+Control+Ejrctキー)を同時に長押しします。
2.表示されるダイアログで「再起動」を選択します。
3.もし、この操作で再起動できない場合は、次の強制終了に進みます。
ステップ3:最終手段!強制終了(電源ボタン長押し)
上記の方法でパソコンが反応しない場合は、やむを得ず「強制終了」を行います。これはパソコンへの負担が最も大きい方法ですが、最終手段として必要になります。
・デスクトップパソコン・ノートパソコン共通:
・パソコン本体の「電源ボタン」を数秒間(5秒~10秒程度)長押しします。
・画面が消え、電源ランプが消灯したら指を離します。
・数分待ってから、再度電源ボタンを押してパソコンを起動します。
・【注意点】
・強制終了は、作業中のデータが保存されない可能性があります。
・システムファイルにダメージを与えるリスクもゼロではありません。そのため、あくまで「最終手段」として考えましょう。
・強制終了を頻繁に繰り返すと、ハードウェアの寿命を縮めたり、OSが破損したりする原因にもなりかねません。
強制終了後のチェックと対策
強制終了でパソコンが起動したら、以下の点を確認・対策しましょう。
1.データが破損していないか確認:
・強制終了直前に開いていたファイルや、作業中のデータが破損していないか確認しましょう。もし破損している場合は、バックアップから復元する必要があるかもしれません。
2.システムの統合性チェック:
・Windowsの場合、起動時に自動でディスクチェック(chkdsk)が走ることがあります。
これはシステムの統合性を保つための重要なプロセスなので、中断せずに完了させましょう。
・不安な場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、sfc/scannowコマンドを実行してシステムファイルの破損をチェック・修復するのも有効です。
3.フリーズの原因を探る:
・なぜフリーズしたのか、原因を特定することが重要です。
・特定のアプリを使うとフリーズするなら、そのアプリの再インストールやアップデートを試す。
・複数のアプリを同時に開いているとフリーズするなら、メモリ不足の可能性。メモリ増設を検討する。
・いつも同じタイミングでフリーズするなら、ハードウェアの不調やドライバーの問題を疑う。
・イベントビューアー(Windows)などでエラーログを確認すると、原因の手がかりが見つかることもあります。
まとめ:冷静な対処がパソコンを守る!
パソコンがフリーズすると焦ってしまいがちですが、正しい対処法を知っていれば、被害を最小限に抑えられます。
・まずは特定のアプリの強制終了を試す。
・次に安全な再起動を試みる。
・それでもダメなら電源ボタン長押しでの強制終了を最終手段として使う。
そして、フリーズが頻繁に起こる場合は、何か根本的な原因がある可能性が高いです。放置せずに、今回ご紹介した原因と対策を参考に、早めに解決に乗り出しましょう。
もし、「原因が分からない」「自分で対処するのは不安」と感じたら、いつでも私たち「パソコンおまかせ隊」にご相談ください!お客様のパソコンを診断し、最適な解決策をご提案させていいただきます。
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