皆さん、こんにちは!「パソコンおまかせ隊」です!
パソコンを使っていると、突然「エラーが発生しました。コード:0x80070005」や、
「STOPコード:CRITICAL PROCESS DIED」といった、見慣れない数字と英語の羅列が表示されて、画面がフリーズしたり、ブルースクリーンになったり…そんな経験ありませんか?
意味不明なエラーメッセージを見ると、「パソコンが壊れた?」「何をすればいいの?」と、パニックになっていまいますよね。でも、ご安心ください!これらのエラーコードは、パソコンが私たちに「何が起きているのか」を伝えようとしているメッセージなんです。
今日のブログでは、よく遭遇する主要なエラーコードとその意味、そして初心者の方でも焦らず試せる具体的な対処法をわかりやすく解説していきます!
これを読めば、もう謎のエラーメッセージに怯える必要はありませんよ!
エラーコードとは?パソコンからの「SOS信号」!
エラーコードとは、パソコンやソフトウェアが何かしらの異常を検知した際に表示する、問題の種類を識別するための固有の番号や文字配列のことです。人間には分かりにくいですが、これれらは開発者やサポート担当者が原因を特定するための重要な手がかりとなります。
多くの場合、エラーコードは以下のような形式で表示されます。
・Windowsのエラーコード例:
・0x80070002(Windows Update関連)
・0x80070005(アクセス拒否)
・0xC0000005(メモリ関連)
・STOPコード(ブルースクリーン)の例:
・CRITICAL PROCESS DIED(重要なプロセスが停止)
・KERNEL_SECURITY_EXCEPTION(カーネルセキュリティチェックの失敗)
・UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION(ストレージの問題)
【共通の対処法】まずはこれを試そう!
どんなエラーコードが表示されても、まずは以下の基本的な対象法を試してみてください。これだけで解決することも少なくありません。
1.パソコンの再起動:
・一時的なシステムエラーやメモリの解放で問題が解決することが非常に多いです。まずは落ち着いて、パソコンを再起動してみてください。
2.周辺機器の取り外し:
・外付けHDD、USBメモリ、プリンターなど、最近接続した周辺機器が原因でエラーが起きることもあります。一度、すべての周辺機器を取り外して再起動し、エラーが再発するか確認してみましょう。
3・最近インストールしたアプリ、更新プログラムの確認:
・エラーが発生する直前に何か新しいアプリをインストールしたり、OSのアップデートを適用したりしませんでしたか?それが原因の可能性があります。心当たりのある場合は、そのアプリをアンインストールしたり、更新プログラムを元に戻したりすることを検討してください。
主要エラーコード解説と対処法
ここからは、特によく遭遇するエラーコードと、それぞれの具体的な対処法を解説します。
1.Windows Update関連のエラー(例0x80070005、0x80070005、0x80070422など)
・意味:Windows Updateのダウンロード、インストール、または設定に関する問題
・考えられる原因:更新ファイルの破損、サーバーとの通信不良、セキュリティソフトの干渉、Windows Updateサービスの停止など。
・対処法:
1.インターネット接続の確認:安定したインターネット接続があるか確認してください。
2.セキュリティソフトの一時停止:一時的にセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を無効にして、再度Windows Updateを試してみてください(※必ず試行後に有効に戻しましょう)
3.Windows Updateトラブルシューティングツールの実行:
・Windows11:「設定」>「システム」>「トラブルシューティング」>「追加のトラブルシューティングツール」>「Windows Update」の「実行」をクリック。
・Windows10:「設定」>「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」>「追加のトラブルシューティングツール」>「Windows Update」の「トラブルシューティングツールの実行」をクリック。
4.Windows Updateコンポーネントのリセット:上級者向けですが、Windows Updateサービズ自体をリセットすることで解決する場合があります。詳細はMicrosoftの公式ドキュメントを参照するか、専門家にご相談ください
2.アクセス拒否・権限不足のエラー(例:0x80070005)
・意味:特定のファイルやフォルダ、またはシステム機能へのアクセスが拒否されたことを示します。通常は権限不足が原因です。
・考えられる原因:アプリケーションの権限不足、ファイルやフォルダのアクセス許可設定の問題、セキュリティソフトのブロックなど。
・対処法:
1.「管理者として実行」を試す:問題のアプリやプログラムを起動する際に、アイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択して試してみてください。
2.セキュリティソフトの確認:セキュリティソフトが誤ってアクセスをブロックしている場合があります。一時的に無効にして試すか、例外設定を追加できないか確認しましょう。
3.ファイル/フォルダのアクセス許可の確認:共有フォルダや特定のシステムフォルダで発生する場合、そのファイルやフォルダのプロパティからセキュリティタブでアクセス権を確認・変更する必要があるかもしれません。
3.メモリ関連のエラー(例:0xC0000005、IRQL_NOT_LESS_QR_EQUALなど)
・意味:プログラムがアクセスできないメモリ領域にアクセスしようとしたなど、メモリの読み書きに関する問題。
・考えられる原因:メモリの物理的な故障、ドライバーの問題、アプリケーションのバグ、OSのシステムファイルの破損など。
・対処法:
1.パソコンの再起動:一時的なメモリのエラーであれば、再起動で解決することがあります。
2.メモリ診断ツールの実行:
・Windowsの場合:Windowsの検索バーに「メモリ診断」と入力し、「Windowsメモリ診断」を開きます。「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」
を選択し、指示に従って診断を実行します。
・診断でエラーが見つかった場合は、メモリの物理的な故障の可能性があります。
3.グラフィックドライバーの更新:グラフィック関連の作業中に発生する場合、グラフィックドライバーの問題も考えられます。最新のドライバーに更新してみましょう。
4.システムファイルの修復:コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、
sfc /scannow コマンドを実行してシステムファイルの破損をチェック・修復します。
4.ブルースクリーン(STOPコード)エラー(例:CRITICAL_PROCESS_DIED、UNEXPECTED_STORE_EXCEPTIONなど)
・意味:Windowsがこれ以上安全に動作できないと判断し、強制的に停止したことを示します。原因は多岐にわたります。
・考えられる原因:重要なシステムプロセスの停止、ハードウェア(特にストレージやメモリ)の故障、ドライバーの深刻な問題、OSの破損、ウイルス感染など。
・対処法:
1.強制再起動:電源ボタンを長押しして強制的に電源を切り、数分待ってから再起動します。
2.セーフモードで起動:
・通常起動できない場合、セーフモードで起動して原因を特定・対象します。起動中にF8キーやShiftキー+再起動などの方法でセーフモードに入ります。(具体的な方法はPCメーカーやOSのバージョンによってことなります)
・セーフモードで正常に動作する場合、最近インストールしたアプリやドライバーが原因の可能性が高いです。
3.最近の変更を元に戻す:ブルースクリーンが発生する直前に、新しいを接続した、ドライバーを更新した、Windows Updateを適用したなどの心当たりがあれば、それらを元に戻すことを検討します。
4.ハードウェア診断:
・とくに「UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION」などのストレージ関連のエラーは、SSD/HDDの故障を示唆する場合があります。Windowsのディスクチェック(chkdsk)や、メーカー提供の診断ツールを使用してみましょう。
・メモリ関連のエラーの場合は、前述のメモリ診断を試します。
5.システムの復元:ブルースクリーンが発生する前の「システムの復元ポイント」があれば、その時点の状態に戻すことで解決する場合があります。
6.ウイルススキャン:ウイルスやマルウェアに感染している可能性も考慮し、信頼できるセキュリティソフトでフルスキャンを実行します。
エラーメッセージに怯えないで!
エラーコードは、パソコンがあなたに「助けて!」と送っているSOS信号です。その意味を少しでも理解できるようになれば、慌てずに適切な対処ができるようになります。
今回ご紹介した対処法を試しても解決しない場合や、原因が特定できない場合は、無理せず私たち「パソコンおまかせ隊」にご相談ください!お客様のパソコンを診断し、トラブルを解決に導くお手伝いをさせていただきます。
これからも快適なパソコンライフを送るために、エラーメッセージとの上手な付き合い方を覚えていきましょうね!
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